皆さんどうも、プリキュア係みうらです。さあやちゃんが可愛くて毎週幸せ!
いかにさあやちゃんが可愛いかを伝える記事も書きたい所ですが、今回はGLSの記事です。
簡単な報告+ Oulu Game Lab の開発手法の紹介です。
ゲーム専門学校の学生さん・講師の方や、ゲーム作りを進路に考えている中高生の皆さんにオススメ。
ゲーム開発塾、絶賛開発進行中です!
開発が進み、例年通り色々トラブルが出てきた時期でもありますが、きっとなんとかなるでしょう。人間は、やっていく生き物!
さて、10月8日に第一回BRIDGEプログラムを開催しました。
フィンランド オウル市、オウル応用科学大学内でゲームを教える「Oulu Game Lab」の学生の皆さんと、開発中のゲームの相互レビューをする会です!
ちなみにオウル市。行ったことは無いけど、すこぶる寒いらしい。でも冬が一番良い季節らしい。行ってみたい。
最初は機材トラブルでなかなか繋がりませんでしたが、GLSスタッフ皆さんの尽力で学生達のプレゼンとフィードバックはいけました。人間は、やっていく生き物!
向こうの学生さんのプレゼンテーション、「ゲームを伝える」以上に「聴衆に楽しんでもらう」工夫があり、かなりレベルが高かったです。
この BRIDGE プログラム、順調に行けば来月末にさらに開発が進んだバージョンの相互レビュー会を経て、来年2月のDATEAPPS 2019にて売上で勝負することになります。
あー学生がうらやましい。こんな楽しいことできて本当にうらやましい。報告終わり。
OGL の開発スタイル
学生のゲーム制作に関して、日本の学校はどちらかというとゲームの面白さ・新規性を重視する傾向が強いと思います。
逆にOGLではマネタイズ・商売を重視する傾向が強く、その対比はなかなか興味深いと感じました。
それもそのはず、OGLでは開発そのもので競争していく「GATE 方式」という形で実践学習をしています。
日本のようにチームを組んで、さあ完成目指して作ろうではなく、制作過程で何段階かのふるい分けを経験していくことになります。
個人のピッチ(※1)の状態でゲームのプレゼンをして良い物が残り、
そこからチームが集まり、ハイ・コンセプトドキュメント(※2)とモックアップ(※3)を作り、またプレゼンしてより良い物が残り、
脱落したチームを吸収して、はじめて本格的な制作開始
※1:初期のコアアイディアをまとめた文章
※2:ゲーム全体の構成要素をテキストと簡単な絵でまとめた資料
※3:ゲームの遊びなど、確認したい特定の要素のみを実装した動く模型
このように、学校で「自分のゲームを作ること」自体にハードルが設けられています。
ふるいを掛けるメリットとして、最終的にできたゲームのクオリティが担保されるので、投資家やプロゲームクリエイターにプレゼンする場を学校側にセッティングしてもらえます。
そこで認められれば資金援助を受けられたり、リリースしたりと、優秀な学生がプロへ進む道が身近にあります。
もちろん、そこまで行けなかったとしても、作っているゲームを「売るためにどうするか」を考えられる・学べる所が最大の利点でしょう。就職以外にも「起業」という道を意識できるのも良いですよね。
(日本でも、例えば日本ゲーム大賞を取れれば就職余裕だとは思いますが、ハードルはGATEを越える時の比じゃないでしょうし)
ゲーム開発は夢もロマンもあるけどやはり現実の商売なので、どこでお金を稼ぐかの目線はプロとしてやっていくなら必要です。
そういった点をOGLとのやり取りで学び、Global Lab Sendaiのゲーム開発塾では売ることをメインに考えたカリキュラムになった経緯もあったり。
もちろん、日本の制作スタイルにもメリットはあり、そういった制約が無いからこそ創造性を最大限発揮できて、優秀な学生さんは、プロの思いもよらない新たなアイディアを形にできたりもします。
創造性を発揮して売れる物を作れる、どっちもできるヤツが最強!ってことですね。身も蓋もないですが。
まとめ
ゲーム開発を志す学生は例年多いですが、ゲーム開発者になれるのはいつだって一握りです。そしてトップになれるのはさらに少数です。
僕だってなんやかんや10年目になりましたが未だに修行中です。ずっと修行は続くでしょうね。そんなもんです。
とはいえ、最初の「ゲーム開発者になる」ハードルを越えるために、何を学ぶか、何を経験するかは重要になります。そして学生の内から「商売の視点」を学んでみるのはかなりオススメです。
「面白いゲーム」の評価は個人の主観に左右されますが、「売れたゲーム」は確実に一定の面白さと品質を保証してくれます。
就活に向けて今作っているゲーム、売ってみてはどうでしょう。学校のカリキュラムで有料リリース&プロモーションに挑戦してみるの、いかがでしょう。
中高生の開発者志望で、仙台のゲーム専門学校が進路に入っているなら、ゲーム開発塾に来てくれればサポートもできますよ!(サポートを受けて、売れるかどうかは残念ながら別問題ですが!)
ゲーム開発に関わる皆さん、関わりたい皆さん、生きるためにがんばっていきましょう。ではまた!
Comments